お風呂。
60年以上前からある実家のお風呂のタイルには、2枚だけ絵が描いてあって、昔はよく物語を作り、話しながら遊んだものです。
今回の短い帰省の間にも、毎日息子と話をしながらお湯に浸かり、懐かしい気持ちで胸がいっぱいになりました。
昔は暗くて苦手だった実家のお風呂。
息子が怖がらないようにずっと喋ってるもんやから、お風呂出る頃には喉がカラカラです。
初めての美濃。
息子にとっては初めての美濃。
「ほぉーーー」と驚いた声をあげながら、静かな美濃町を楽しんでいるようです。
教えてあげたい景色がありすぎて、つい話しかけてしまいますが、キョロキョロと自ら景色を吸収していく息子を見て、母はなるべく静かにして、ゆっくり散歩したいと思います。
約束。
おばあちゃんとの面会ができるようになったと聞いて、息子を連れて急遽美濃へ。
またすぐ来るねと約束して、まさか2年半も約束が果たせないなんて、考えもしなかったなぁ。
おばあちゃんの姿や町並みの変化を見て、確実に経過している時間を改めて感じながら、また帰ってこられたことに、大きく安堵しています。
町では、あかりアートが待っていてくれました。
泣いてしまう。
あやしてるのかあやされてるのか。
一人でピアノに向かう時間を確保するのは、想像していたよりずっと難しく、こうして膝に乗せます。
落ちないように膝と腕で固定するのですが、最近は洋服にしがみつきながらも、ちょこんと座れるようになりました。
息子をあやすつもりで弾いていたのに、いつの間にか息子が私に付き合ってくれてる空気です。