自転車のチャイルドシートに乗って欲しい私と、絶対に乗らないときかない息子。
20分以上駐輪場での説得が続き、途方に暮れて(きっと息子も)、大きなため息と共に空を見上げると、そこには虹色の雲が。
彩雲というらしい。
私の真似をするように上を見上げた息子も、ほとんど同時に見つけたようで、とっても嬉しそうな横顔を見ることが出来た。
虹色が消えるまでの間、綺麗やねぇと2人で見上げながら話をして、さっきまでの険悪(?)な雰囲気はどこかへ行ってしまった。
なるほど、彩雲とは見かけると良いことがあるとネットに書いてあったのは、こういうことなのね、助かったありがとう。
ニコニコの息子に、ニコニコの私が声をかける。
「よし!自転車乗ろっか!」
「ううん、嫌。」
完全に振り出しに戻った。
それはそれ、これはこれ、らしい。