今の私にできること。
思うように人に会えなかったこの数年を思うと、こうして直接、故郷へ歌を届けに行けたことが、本当に奇跡のように感じます。
コロナの流行、出産を経て、実に3年ぶりのステージでした。
貴重な機会を与えてくれた定佑くん(暁堂寺・永昌院住職)、チャリティーに賛同してくれ、素晴らしいギターを聴かせてくれた志さん。
同級生という存在が、こんなにも有り難く、力をくれるとは。
2人の変わらない誠実さに、胸を打たれました。
息子は初めて見るステージに泣いたりしないだろうか、2公演16曲もの長尺現場に耐えられるだろうかとあれこれ考えていましたが。
彼にとっては、子守唄であろうが、コンサートであろうが、母の歌にかわりはないのかもしれない。
リハーサルをじっと見つめる表情には、時折り笑みも見られ、本当に安心しました。
企画してくださった永昌院の方々、そして事前準備や音響、会場設営に関わってくださった皆さんのおかげで、無事開催することが出来ました。
いつも家族のように寄り添ってくれるteam横田スタッフですが、一番前の席でリハーサルを聴きながら息子に蒸しパンを食べさせてくれているスタッフの姿を見て、もう家族やん、と思わず涙が出ました。
いつもありがとう。
そして、どんな時も私の意思を尊重し、支えてくれる夫や家族に、心から感謝しています。
翌日、うだつの町並みへ。
生まれ育った大好きなこの町を、初めて自分の足で歩く息子の姿を見て、胸がいっぱいになりました。
この数年、母としての自分が真ん中にいて、日々育児に追われていますが、それでも歌える歌があるように感じました。
それで良いのかもしれんなぁと思えたこと、定幹先生からのメッセージであるような気がしてなりません。
応援、ご支援くださった皆様。
本当にありがとうございました。
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