家の間取り的に、料理中は耳だけで子供達の様子をうかがうことが多い。
このところ、内緒話にハマっている息子は、よく妹に内緒話をしている。
4歳の内緒話なんていうのは、声を小さくしきれていなくて、全部聞こえてるのだけども、私は聞こえてないふりをしている。
ほとんどおもちゃやアニメの話なのだが、時々あまりにも尊い内緒話が聞こえてくる。
兄:お母さんのこと大好き?(小声)
妹:うん(小声)
兄:そうなんだ。
僕もお母さんのこと大好きなんだよね。一緒だね、嬉しいね。(小声)
妹:うん(小声)
なんとも言えない。
自分が今息子の大好きなハンバーグを作っていたことに安堵して、頑張って聞こえないふりをする。
まさかこの後、ハンバーグは嫌だ!箱(レトルト)のカレーが良い!と大騒ぎして、ひとつも食べてもらえなかったハンバーグが明日のおかずになるとは、思ってもみない。
見事に息子に振り回されている。
お母さんはついていくのに必死だ。